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放射線科

画像診断の特徴

現代医学に欠かせないものに画像診断があります。
画像診断とは何かというと、文字どおり画像(写真)を診ることで、内視鏡写真、超音波画像、X線写真、デジタル画像装置(CR:コンピューターラジオグラフィー、CT:コンピューター断層装置、MRI:磁気共鳴画像装置、DSA:ディジタルサブトラクション血管造影装置、etc)等があります。そのどれもが人体の内側を見るべく考えられた装置で撮影しており、外からでは解らない体の内部の情報を画像化して、診断できるようになっています。

画像検査には、いろいろな診断装置を使用するわけですが、それぞれに特徴があり、診断には消去法を採用していることが多いため、「何か一つ検査をすればそれで完了」ということにはならず、お互いの短所を補いつつ検査をすすめています。例えば、超音波検査で内臓に腫瘤が見つかった場合、CTやMRIでさらに詳しく調べて最適な治療方法を探すことになります。

装置の種類

 

CT

【Canon】Aquilion/Multi 64

MRI

【SIEMENS】MAGNETOM ESSENZA Evo

ANGIO

【GEヘルスケア】Advantx LCN Plus

MMG

【GEヘルスケア】Senographe 800T

透視

【HITACHI】EXAVISTA

その他

●【コニカミノルタ】CR装置

●オルソパントモグラフ OP100

●骨塩定量測定装置 DTX-200

●ポータブル装置、外科用イメージ

●ワークステーション ZIO

マンモグラフィ装置

マンモグラフィとは、乳房専用のX線検査のことです。当院では、受光部にIPを使用しています。

 

乳房は柔らかい組織でできているため、専用のレントゲン装置を使い撮影を行います。2枚の板で乳房を挟み、平たくして撮影します。そうすることで、しこりとその周囲にある正常乳腺の差が際立つためです。また、放射線の量を少なくして被爆を抑える目的もあります。

乳房は人により厚みも大きさも違いますので、良い写真を撮るためには乳房をなるべく均等に圧迫して撮ることが必要ですが、場合により痛みを伴うこともあります。

 

早期乳がんのサインである微細な石灰化を写し出し、触診だけではわからない小さな腫瘤も発見できます。

 

CT : コンピューター断層撮影装置

CT(Computed Tomography)とは、放射線を利用し、ドーナツ状の装置の中を通過した際に体の断面像(輪切り像)を撮影する検査です。

この検査は頭部・胸部・腹部・四肢・CTアンギオ(脳血管・冠動脈・胸腹部大動脈・下肢動脈)など、全身の診断に効果を発揮します。

 

当院の装置は、Aquilion CX64列マルチスライスCTです。1回転のスキャンで128スライスの取得が可能な当装置は、0.5mmという極めて高精細な画像を表示することができ、鮮明な3次元画像の観察も可能です。また、64列に並んだ検出器が1回転0.5秒の速さでスキャンすることにより、短時間に広範囲を撮影することができるので、患者様の息止めの負担が減り、検査時間の短縮にもつながります。

当装置は撮影しながらリアルタイムにX線量を可変する技術や、低線量でも高画質を維持できるソフトウェアを有しており、放射線の被爆低減が可能となっております。微細な情報を得られ、心電図同期を使用する事により心臓を栄養する血管(冠動脈)の撮影も可能となりました。

MRI : 磁気共鳴画像装置

当院では、1.5T(テスラ)のMRI装置を使用しています。この検査は、磁気とラジオ波を用いて体の内部を画像化する検査です。放射線被曝がない検査方法で、全身の臓器をいろいろな方向の断面で観察することが可能です。

検査所要時間が30分~60分と長いため、一日のうち可能な検査数が限られており、通常は予約での検査となります。
また、検査を受けるにあたり、心臓ペースメーカーを装着されている方、体内に金属のある方、妊娠中の方、閉所恐怖症など狭い所が苦手な方は検査ができない場合もありますので、検査前に必ず担当医又は担当技師にお申し出ください。

DSA:デジタルサブトラクション血管造影装置

頭部や心臓又は腹部や下肢など、主に血管内に関する情報を得るための装置です。血管内に造影剤を注入することにより、診断を行います。

それにより血管自体の病変(動脈硬化、動静脈瘤、血管の塞栓、血栓、狭窄、閉塞、奇形)など、いろいろな診断が可能です。

また、IVR:インターベンショナル・ラジオロジー(Interventional Radiology)も可能です。体に大きな傷をつけることなく治療を行うことができるため、外科的手技に比べて低侵襲性であり、患者様に対する負担が少なく迅速かつ正確に、病気の治療が可能となります。

 

血管性病変に対するIVRは、血管狭窄あるいは閉塞に対する血管形成、動脈瘤や動静脈奇形の塞栓、さまざまな出血に対する血管塞栓による止血、大動脈瘤に対するステント・グラフト留置などです。 

当院では、主にシャント閉塞に対するIVRが行われています。

 

悪性腫瘍に対するIVRは、腫瘍が栄養としている動脈への動注化学療法あるいは動脈化学塞栓療法などがあります。当院では、主に肝細胞癌に対するIVRが行われています。