皆野病院

〒369-1412 埼玉県秩父郡皆野町皆野2031-1

診療科・部門案内

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放射線科

安全・安心で精度の高い検査をお届けします。

画像診断の特徴

現代医学に欠かせないものに画像診断があります。

画像診断とは何かというと、文字どおり画像(写真)を診ることで、内視鏡写真、超音波画像、X線写真、デジタル画像装置(CR:コンピューターラジオグラフィー、CT:コンピューター断層装置、MRI:磁気共鳴画像装置、DSA:ディジタルサブトラクション血管造影装置、etc)等があります。そのどれもが人体の内側を見るべく考えられた装置で撮影しているため、外からでは解らない体の内部の情報を画像化して、診断できるようになっています。

画像検査には、いろいろな診断装置を使用するわけですが、それぞれに特徴があり、診断には消去法を採用していることが多いため「何か一つ検査をすればそれで完了」ということにはならず、お互いの短所を補いつつ検査をすすめています。
例えば超音波検査で内臓に腫瘤が見つかった場合、CTやMRIでさらに詳しく調べて最適な治療方法を探すことになります。

装置の種類

CT【CANON】Aquilion Prime SP / Multi 80
MRI【SIEMENS】MAGNETOM ESSENZA Evo
MMG【FUJIFILM】AMULET Innovality
Angio【CANON】Alphenix
透視【FUJIFILM】EXAVISTA
その他・一般撮影装置DR装置
・歯科用パノラマ
・骨塩定量測定装置
・ポータブル装置
・外科用イメージ
・ワークステーション(CT)

CT:コンピューター断層撮影装置

CT(Computed Tomography)とは、放射線を利用しドーナツ状の装置の中を通過した際に体の断面像(輪切り像)を撮影する検査です。
この検査は頭部・胸部・腹部・四肢・CTアンギオ(脳血管・冠動脈・胸腹部大動脈・下肢動脈)など、全身の診断に効果を発揮します。

当院の装置は、Aquilion Prime SP 80列マルチスライスCTで2022年11月に更新された装置です。80列に並んだ検出器が1回転0.5秒の速さでスキャンすることにより、短時間に広範囲を撮影することができるので患者様の息止めの負担が減り、検査時間の短縮にもつながります。また高精細な画像を表示することができ、鮮明な3次元画像の観察も可能です。

低被ばくでも高画質を維持できるソフトウェアを有しているため、旧装置よりさらに放射線の被ばく低減が可能となり、患者様には不安の少ない検査を受けていただけるようになりました。

【CANON】Aquilion Prime SP / Multi 80

MRI:磁気共鳴画像装置

当院では、1.5T(テスラ)のMRI装置を使用しています。この検査は、磁気とラジオ波を用いて体の内部を画像化する検査です。放射線被曝がない検査方法で、全身の臓器をいろいろな方向の断面で観察することが可能です。

検査所要時間が30分~60分と長いため、一日のうち可能な検査数が限られており、通常は予約での検査となります。
また、検査を受けるにあたり、心臓ペースメーカーを装着されている方、体内に金属のある方、妊娠中の方、閉所恐怖症など狭い所が苦手な方は検査ができない場合もありますので、検査前に必ず担当医又は担当技師にお申し出ください。

【SIEMENS】MAGNETOM ESSENZA Evo

MMG:マンモグラフィ装置

マンモグラフィ装置とは乳房専用のX線検査のことです。当院では、2022年11月にFUJIFILM製のAMULETに装置が更新されました。この装置はフラットパネルディテクタ(FPD)という検出器が装備されている装置です。

【FUJIFILM】AMULET Innovality

Angio:血管撮影装置

当院の装置は2022年12月にCANON製Alphenixに更新されました。
血管撮影装置とは、細い管(カテーテル)を使って造影剤というお薬を血管に流し込み、血管の疾患を調べるための検査です。検査は、細い管(カテーテル)を太ももの付け根または腕の血管から挿入し、造影剤を目的の血管に流し込みながらX線撮影をします。血管が狭くなったり詰まったりしていないか、腫瘍に栄養を送っている血管はどれかなど、血管が関係している疾患を詳しく調べることができます。また狭くなった血管を広げたり、腫瘍に栄養を送っている血管を詰めたりなど、治療を行うことも可能です。
最新の血管撮影装置を導入することにより、より安全で迅速な診断・治療が可能となりました。

【CANON】Alphenix

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